1,ファクタリングの仕組について
企業が依頼を受けて依頼先に商品を納入したとして、商品分の代金が実際に振り込まれるまでは2~3ヶ月程度の誤差が出て来ます。
大企業でしたら、その間も十分持ちこたえる事は可能ですが中小の場合はその誤差で資金繰りがピンチになってしまう事も十分に有り得ます。
場合によっては銀行に融資を依頼するのも1つですが、中小の場合は断られる事も有り得ます。
そこでファクタリングの仕組みが出てくる事になります。
ファクタリング会社は企業が納入先から振り込まれるはずだった売掛金や、受取手形を買い取って企業にその分の代金を払い込んでくれます。
その結果、商品を納入した会社は振り込みまでの誤差が無いままに商品の報酬を回収出来る事になります。
報酬分を即資金繰りに使いたい場合等にはとても便利です。
他にも、商品を納入した先が倒産してしまい、報酬が支払われないままになってしまうというリスクも回避出来ます。
2,銀行融資よりも審査が緩い
銀行融資よりも審査が緩いという部分も大きいメリットであり、銀行融資を断られている場合でも、ファクタリングでしたらOKであるケースも多い事も見逃せません。
取引先や銀行に知られないまま資金調達したい場合には、かなり有効な手段になります。
事業運営に使用している資産や負債でも、貸借対照表に計上しないで良い事も大きいです。
病院等の特殊な仕事形態の所に対応しているタイプもありますが、最近になってから特に注目を集めているのがオンライン完結型タイプです。
AIや機械学習を使って出来るだけ安い手数料でサービスを提供する事を目指した物であり、全国24時間何処からでも申し込み可能という事で、徐々に利用企業が増えています。
3,銀行融資とファクタリングの違い
銀行融資との違いとしては銀行融資は借入金という事になりますので、借りた場合には返済義務と金利が発生しますが、ファクタリングの場合は借り入れたわけではないのでどちらも発生しない事にあります。
入金に付いても最短で1日で長くても数日程度になりますので、色々な意味でポイントが高いです。
ただし、デメリットも存在し、依頼した場合は普通に商品の納入を待っていた場合よりも受け取る報酬額は手数料分目減りします。
仕組として、納入した商品の報酬分だけ行う事が出来る物であり、金額無制限で実行出来る物ではないという事も確認しておきたいポイントです。
それに悪質な会社も存在しますので、ある程度裏付を取っておかないと後で大きいトラブルに発展する事もあります。
4,ファクタリングのタイプについて
基本的には2社間で行われる物と、3社間で行われるタイプの2種類があります。
2社間の場合と違い、3社間タイプの方が手数料は相当に安くなり、回収出来る金額も大きくなりますが、その代わりに相手企業も仕組の実行に関して事前に承諾していないといけません。
具体的な手数料としては、3社間の場合は1~5%程に対し、2社間は10%〜30%に設定されていると考えて下さい。
差が付く理由は、2社間の場合は利用会社から売掛金や受取手形を買い取ったとして、その後にその分の金額をもう一方の会社から必ず回収出来るとは限らないからです。
その分の保険という事で、2社間の方が手数料が自然と高くなるというわけです。
全体の傾向として、3社間の方が掛目等も少なめで済みますが、中小の場合はどちらかといえば2社間を選ぶケースが多くなっています。
金額の上では3社間の方がメリットがありますが、その代わり相手にファクタリングを利用したい旨を知られる事になります。
その場合、資金調達を焦っており、経営が危ないのではないか等の疑念を持たれるリスクが出て来ます。
一定以上の信頼がある様なケースを例外にするにしても、そういった風評は後で経営に大きく響きます。
特に下請け会社として活動している様な場合には、契約を切られる事にも成り兼ねませんので、取引先や銀行に知られないで済むという点で、2社間の方がメリットがあると考える会社の方がやはり多くなります。
5,危ない業者を見分けるコツとは
危ない業者を見分けるコツとしては、2社間、3社間を問わず手数料が30%を超える会社は候補から除外する事等が上げられます。
会社毎の違いはありますが、手数料は一般的に15%〜25%の間で収まる物です。
そこから大きく外れている場合はファクタリングを使う意味がそもそもを持って無くなります。
他にも手数料が相場よりずっと安い場合や、明確にしないパターンも要注意です。
リスクの上では2社間の方が高い分だけ、必ず3社間よりも高くなります。
そういった相場から外れているとしたら、別の部分で利益を出そうとしている事を考えざるを得ません。
分かりやすいパターンとしては後になってから別口で高額請求をしてくる事ですが、手数料不明瞭の場合も同様の被害に繋がりやすいです。
これ以外にも契約書を制作しないまま話を進めてくる会社や、業者が口頭で言った内容と契約書の内容が大きく乖離している様な会社もありますので、必ず1つずつの段取を書面でチェックしながら進める事をお勧めします。
Last Updated on 2025年3月31日 by aquase